めちゃくちゃ有名な本だったら読んでいなくても内容が分かるのでは?
皆さん、読書って好きですか?
私は割と好きで色々な本を読んでます。
ですが、なんだか敷居が高くていわゆる「名作」
と呼ばれるような本には手を付けられていません…。
教科書に載るぐらい有名な人達の本って難しそうで読むのに勇気いりません?
そんなことを考えながらお正月休みをダラダラと過ごしていたらある説を思いつきました。
それは…
読んだまんまです。はい。
インターネットが普及したこの時代。
何もせずとも情報は流れるように入ってきます。
そのようななんか見たことあるとか、なんか聞いたことあるとか、その位の情報でも有名な本だったら内容くらい分かるんじゃない?ってことです。
ではやっていきたいと思います。
ルールはこのようにします。
①私が読んだことのない本の内容を勝手に予想する
②実際にその本を読んで、本来の内容と予想の差を確認する
(本当は複数人で予想した方が楽しいと思ったんですが、私にはそんなことを頼める友人がいませんでした。悲しいですね。)
まぁ、細かいことは気にせずやっていきましょう!
今回、予想する&読む本はこちらです!
(勝手に書き出しを知ってることを有名な本の条件にしてこの2冊を選びました。)
読んだことのない本がある方は私と一緒に予想して、全部読んだことある方は「コイツこの程度の本も読んだことねーのかよゴミカス以下だな」と自分より下の存在を見ることで自尊心を満たしながら楽しんで下さい。
また本来の内容もまとめていくので、読書感想文などの宿題が出てる人はそこだけ読んで宿題やって下さい。
それでは1冊目いきましょう!
めちゃくちゃ有名ですね!
「吾輩は猫である。名前はまだない。」の書き出しは私も知ってます。
まぁ、読んだこと無いんですが。
じゃあ早速予想していきますよ!
予想:時は明治時代。喋ることの出来る野良猫の「吾輩」は小説家である先生に拾われる。
先生に「シロ」と名付けられた「吾輩」は不摂生な生活をする先生の面倒を見ることにする。
「はやくねなさーい!」「はやくお風呂に入りなさーい!」etc…。
1人と1匹の心温まるほっこりストーリー。
…まぁこんな感じでしょう。
猫関連はTwitterとかでも人気ですからね!
こういうハートフルな感じならロングヒット間違いなしだと思います。
これは当たってる自信あります。
では実際に読んでいきたいと思います。
本来の内容:英語教師である珍野苦沙弥の飼い猫である「吾輩」から見た人間の滑稽さを描いたストーリー。「吾輩」の片想いしている雌猫が死んだり、苦沙弥の元教え子が結婚したり色々ある。最終的に苦沙弥の晩年に思いを馳せ、自殺とは賢い行為なのかもしれないと考えながらビールを舐めた「吾輩」は水瓶に落ち、自然の流れに身を任せ死ぬ。
…全然予想と違いました。
猫は話さないというのが1番の驚きでしたね…。
あと最後死んじゃうの悲しいな。
例えどんなに生意気なこと思ってても猫は可愛いので死んで欲しくないですね。
まぁ、私犬派なんですけど。
それでは気を取り直して2冊目行ってみましょう!
2冊目:「雪国」/川端康成
「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった。」の書き出しはとても有名ですよね!
まぁそれしか知らないんですけど。
とりあえず予想していきまーす!
予想:主人公である「私」は財宝が眠るという伝説を信じ、辺境の雪国へ向かう。
ひょんなことから原住民の少女と手を組むことになり、その財宝を狙うならず者達と戦うことになる。
ワクワクドキドキの冒険活劇。
さっきは外してしまいましたが、これは当たっている自信があります!
きちんとその土地の文化を描いた描写で人気になったんじゃないでしょうか。
それでは実際に読んでいきましょう。
本来の内容:東京に住んでいる島村は妻子が居るのにも関わらず芸者の駒子に惹かれている。しかし、汽車の中で病人の男を甲斐甲斐しく看病する葉子にも惹かれていく。実はその病人の男は駒子の婚約者で、駒子はそのために身を売ってお金を稼いでいたが、その男と葉子の方が恋人関係のように感じられる。やがて男は死に、島村は葉子に駒子とその男は婚約関係にあったのかと尋ねるが、葉子は狂気じみた様子でそれを否定する。島村はもうこの雪国には来ることはないと感じた矢先に、火事が起き葉子は窓から落ちて瀕死となる。その葉子を抱えた駒子は自らの罪を抱えているようだった…。
…めっちゃ重い。
全然ワクワクドキドキ要素なかった。
なんか大人の恋愛って感じでしたね…。
あとどちらかと言うと雰囲気を楽しむ本でした。
はい、ということで「めちゃくちゃ有名な本だったら読んでいなくても内容が分かるのでは?」ということでしたが、何一つとして内容は分かっていなかったことがわかりました!
やはりインターネットの情報だけでは分からないことがあるということですね。
ということで皆さん、ちゃんと本は読みましょう!
読まないで知ったかすると全然違うあらすじで恥をかくかもしれませんよ!
それでも本は読みたくないって人はこの記事のあらすじ部分だけ読んでください。
それで何とかなります、多分。
以上、読書好きと言いつつインターネットとしか見てない筆者がお送りしました!
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